2024年時点で、3組に1組が離婚すると言われています。どんな離婚であれ神経をすり減らしてきたのに、さらに新生活のために手続きをしなければいけないのは、身体的にも精神的にも疲れ切ってしまうものです。
そこでこの記事では、私の体験談をもとに、ひとり親世帯が申請すればもらえるもの一覧ともらえるまでのスケジュールをご紹介します。
経済的な問題は生活に直接影響するので、離婚後の生活を立て直す参考になりましたら幸いです。
- 離婚して横浜市に住もうと思っている
- 横浜市内で離婚後の手続きをする予定でいる
- ひとり親世帯が申請すべきことを把握しておきたい
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横浜市のひとり親世帯が申請するときの持ち物
横浜市のひとり親世帯が各種申請をするときには、以下のものを必ず持っていくことをおすすめします。
- 戸籍謄本
- 離婚調停調書
- 銀行口座のわかるキャッシュカードまたは通帳
- 銀行口座の届出印
- 運転免許証またはマイナンバーカード
これらの持ち物は、本人確認をするためにも、正しく申請するためにも必要となります。必ず持って行って、すべての手続きが1日で完結するよう、あらかじめ準備とスケジューリングをしておきましょう。
横浜市のひとり親世帯が申請してもらえるまでのスケジュール
横浜市のひとり親世帯が申請してもらえるもののうち、私が申請したものは、児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成、特別乗車券、水道料金等の減免、粗大ごみ処理手数料の減免です。これらの申請してもらえるまでのスケジュールは以下のとおりです。
申請して即日もらえるもの
申請して即日もらえるものは、ひとり親家庭等医療費助成と水道料金等の減免です。
詳細は次の章で紹介しますが、ざっくりと言うと、
- ひとり親家庭等医療費助成 →親子の医療費が無料になる
- 水道料金等の減免 →水道料金の基本料金が無料になる
です。
なお、ひとり親家庭等医療費助成で即日発行されるのは、仮の医療証です。正式な医療証は後日郵送で届くので、正式な医療証が必要となる特別乗車券と粗大ごみ処理手数料の減免は、正式な医療証が届いてから区役所で手続きをする必要があります。
申請の手続き完了に時間がかかるもの
申請の手続き完了に時間がかかるものは、児童扶養手当、特別乗車券、粗大ごみ処理手数料の減免です。
詳細は次の章で紹介しますが、ざっくりと言うと、
- 児童扶養手当 →児童手当とは別にひとり親世帯に支給される手当金
- 特別乗車券 →横浜市営バス、横浜市内のバス料金が無料になる
- 粗大ごみ処理手数料の減免 →粗大ごみの廃棄が4個まで無料になる
です。
私の場合、区役所で申請してから児童扶養手当の証書は2週間ほど、特別乗車券は3ヶ月ほどで届きました。粗大ごみ処理手数料の減免は正式な医療証が発行されてからの適用なので、申請から2ヶ月後くらいで申し込めるようになります。
横浜市のひとり親世帯が申請すればもらえるもの一覧
横浜市では、ひとり親世帯がさまざまな支援を受けられる制度が整っています。申請さえすればもらえるものが多いので、これらの支援を活用していきましょう。
ひとり親世帯が申請すればもらえる支援は以下の通りです。
- その1:児童手当
- その2:児童扶養手当
- その3:ひとり親家庭等医療費助成
- その4:母子父子寡婦福祉資金
- その5:生活福祉資金
- その6:住宅支援資金貸付制度
- その7:特別乗車券
- その8:JR通勤定期券割引
- その9:水道料金等の減免
- その10:粗大ごみ処理手数料の減免
その1:児童手当
児童手当は、0歳から高校卒業までの子供を養育する過程に支給される手当です。この手当は、子供の生活費をサポートし、経済的な負担を減らすことを目的としています。
横浜市では、所得制限に応じて月額1万円~1.5万円が支給されます。離婚後は、受取人をひとり親になった夫または妻に変更する必要があります。
その2:児童扶養手当
児童扶養手当は、ひとり親世帯が安心して子供を育てられるように支援する制度です。ひとり親世帯は、子育てにかかる
その3:ひとり親家庭等医療費助成
ひとり親家庭等医療費助成は、ひとり親とその子供の医療費が無料となる制度です。医療費には入院費、診療費、薬代が含まれるので、医療費の負担が軽くなります。
元々、横浜市では成人するまで子供の医療費は無料なのですが、それが親にも適用されるのは大きいです。
その4:母子父子寡婦福祉資金
母子父子寡婦福祉資金は、ひとり親世帯を対象に貸し付ける制度です。
無利子または低金利での貸し付けで、生活費の補填、教育費、ひとり親の就職支援や事業費などで活用ができます。貸付には審査があります。
その5:生活福祉資金
低所得世帯を対象に、主に生活費の補填を目的とした貸付制度です。都道府県の社会福祉協議会が主体となって行われている制度で、横浜市に在住されている方の問い合わせ先は神奈川県社会福祉協議会です。
資金の貸し付けのほか、介護や保育の求人支援、生活に困窮した際の相談も対応しています。
その6:住宅支援資金貸付制度
住宅支援資金貸付金制度は、経済的な理由で住まいの確保が難しい場合に住居に関する費用を貸し付ける制度です。家賃の支援や引っ越し費用の補助など、安定した住環境を確保するための資金を無利子または低利子で貸し付けます。
申請には一定の条件がありますが、この制度を利用することで、安心して生活できる住環境を整えることができます。
その7:特別乗車券
横浜市の特別乗車券は、横浜市営バスと横浜市内を運行するバスの運賃が無料になる制度です。
ひとり親世帯のうち1名分が対象で、毎年3月に更新手続きが必要です。更新手続きの際に、対象者の変更や更新停止の手続きもすることができます。
その8:JR通勤定期券割引
JR通勤定期券割引は、ひとり親家庭を対象に、JRの通勤定期券を割引価格で購入できる制度です。
対象者は、ひとり親世帯の親や子で、JRの定期券を必要とする者とされています。この手続きで発行される「特定者資格証明書」は発行日から1年間、「特定者用定期乗車券購入証明書」は発行日から6ヶ月間の有効期限が設定されています。
その9:水道料金等の減免
横浜市の水道料金等の減免制度は、水道料金の一部を減免する制度です。
この制度での減免対象は、水道料金の基本料金相当額と下水道使用料の基本相当額とされています。2024年時点では、2ヶ月分の水道料が16㎥の場合、約3000円です。
横浜市では、水道管など水道施設の老朽化にともなう耐震化により、定期的に料金改定が行われています。今後も基本料金が変動する場合があります。
その10:粗大ごみ処理手数料の減免
横浜市の粗大ごみ処理手数料の減免制度は、粗大ごみの処理にかかる費用を軽減するためのものです。減免対象の粗大ごみは、年間4個までです。
粗大ごみの申し込みは、インターネットまたは電話で受け付けています。横浜市の公式LINEに登録している場合は、LINEからも申し込みできます。
まとめ:必要な申請をして横浜市で生活基盤を整えよう!
そこでこの記事では、私の体験談をもとに、横浜市のひとり親世帯が申請すればもらえるもの一覧ともらえるまでのスケジュールをご紹介します。
最後に、横浜市のひとり親世帯が申請すればもらえるものの一覧をおさらいしましょう。
- その1:児童手当
- その2:児童扶養手当
- その3:ひとり親家庭等医療費助成
- その4:母子父子寡婦福祉資金
- その5:生活福祉資金
- その6:住宅支援資金貸付制度
- その7:特別乗車券
- その8:JR通勤定期券割引
- その9:水道料金等の減免
- その10:粗大ごみ処理手数料の減免
家庭の事情によって申請すべき手続きが変わるので、どれを申請すればいいか悩んだ場合には住まいのある区役所へ行って相談をしましょう。あなたにとって必要な申請を早めに済ませて、生活の基盤を整えてくださいね!
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