「なぜ、シングルマザーが会社員をやめて経営者に?」と、ブログタイトルや記事を見て驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際にワーキングマザー(ワーママ)として仕事、育児、家事を両立されていたり、将来を考えている女性には共感してくださる方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、シングルマザーが会社員から経営者へ転身することにしたきっかけを紹介します。
この転身をするまでに実行したことも紹介しているので、皆様の参考になりましたら嬉しいです。
- 会社員をやめて経営者になったきっかけが知りたい
- 今の働き方がしんどいと感じていて参考にしたい
- ワーママとして働き続けることに限界を感じている
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シングルマザーが会社員から経営者になったきっかけ
私は、大学を卒業してから新卒として民間企業に就職、数社転職をしながら約15年間、会社員として仕事をしてきました。仕事は営業事務職です。
学生時代から、役割を果たしながらチームで目標を達成していくという過程が好きで、仕事でも同僚、先輩、上司と一緒にお仕事をするのが好きでした。
ところが、最後に勤めた会社で「これでは摘んでしまう」と思ったことがきっかけで、前向きに経営者として独立する道を選びました。
きっかけになった出来事は以下のとおりです。
- きっかけ1:勤務先がブラック企業だった
- きっかけ2:キャリアの限界を感じた
- きっかけ3:今後の働き方・生き方を考えた
きっかけ1:勤務先がブラック企業だった
まずは、最後の勤務先がブラック企業だったことです。
男尊女卑の風土だったこともあり、男性上司からのハラスメント行為は日常茶飯事。人事部や労働組合に相談をしても「ハラスメントがあるわけない」と一蹴されてしまいました。仕事よりも人間関係に神経を遣わなければいけない状況に、モチベーションが下がる一方でした。
その影響を受けて、産休・育休を経て復職した後は、適応障害で休職せざるを得なくなりました。
きっかけ2:キャリアの限界を感じた
産休、育休を経て、仕事内容がその部署で面倒な仕事を押し付けられていると思わざるを得ないもので、キャリアを積むことはできないと絶望しました。
お休みをして「穴」をあけている状況ですし、仕事内容に文句を言うつもりはありません。しかし、それでもこれをがんばって成果を上げたとしても、その先に見えるものがひとつもありませんでした。
私が労働組合に相談をしたことの代償だったのかもしれません。これ以上、この職場で働き続けても、昇給も昇進も望めない「摘んだ」状態だということは手に取るようにわかる状況でした。
きっかけ3:今後の働き方・生き方を考えた
休職期間中に、今後の働き方・生き方を真剣に考えるようになりました。
元々、仕事は続けたい。でも、会社員(またはパート)だと就労時間に制約があり、育児と養育費確保のための収入には心もとない状況でした。
また、これまで築いてきた人間関係を振り返ると、社会人になってからは「搾取する人」とばかり関わってきたことに気づかされました。生きていくのに人とのつながりは大切とはいえ、人間関係のストレスを減らしたい…と思った結果、独立がベストな選択だと考えるようになりました。
シングルマザーがキャリアと育児を両立する考え方
休職をしてまもなく将来のことを考えて、私の場合は「会社員として働き続けると心も身体もおかしくなってしまう」と危機感が強くなりました。その結果、「仕事を続けるためには会社員以外の道を考えた方がいい」との結論に至りました。
はじめに「キャリアコンサルタントへ相談」というのが思い浮かんだのですが、これだと仕事にフォーカスされすぎて、仕事と育児の両立が考えづらかったです。色々調べた末に、「ライフデザイン」という考え方で自分のことを考えていくことにしました。
「ライフデザイン」とは、一般的に将来の仕事や職業についてどのように計画を立て、どのように成長していくかを考えることです。自分で選んだ考え方なので、仕事や職業に加えて、ライフプランと価値観も加えて考えていきました。
ライフデザインの作り方は以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてくださいね!
シングルマザーがサイドFIREに至ったライフデザイン
上記の方法を用いて、私は「そうだ、サイドFIREしよう!」と決めました。思いつき要素はあるのですが、以下のようにキャリアデザインを描いていきました。
STEP1:自己分析
自己分析では、自分の取扱説明書を作るように、自分の状況(事実)、やりたいこと、得意なこと、できることなどのポジティブなこと、やりたくないこと、どのような人間関係を築きたいかを書き出しました。
ブログに書いても問題ない内容になりますが、以下のようなことを書き出しました。
- どんな方法でも仕事を続ける
- 子供が20歳になるまで子育てをまっとうする
- 今まで培ったスキルと経験を活かして仕事をする
- 現状の資産が資産2000万円を目指せるところにいる
- 仕事は好きだが、人間関係のストレスを回避したい
- できるだけストレスなく穏やかな生活を送りたい
- 子供も自分もお互いに個人の時間も大切にできる環境
- 会社員としての働き方が向いていないかもしれない
- 面倒なことはやりたくない→やりたくないことはやらない
- 自分が大切にしたいと思う人を大切にして関係を築く
STEP2:目標設定
現状を踏まえ、目標にできそうなことを選ぶと「副業を本業にして独立」と「資産2000万円を達成」の2つでした。
そこで最初に「副業を本業にして独立」を目標として、2021年のうちに達成。独立をして、離婚を経てあらためて自分の働き方と生き方を考え直したときに「資産2000万円を達成」の目標が見つかりました。
私の場合は、自己分析をしてから「こんな生活ができたら最高!」と思える自分の状態を想像します。「資産2000万円を達成」という目標は、30歳の頃からずっとできるだけストレスなく穏やかな生活を送りたいと思い続けていたことで、経済的に安心したいと思ったからです。
STEP3:計画作成
2024年時点で実践していることは、
- 固定費の見直し
- 食費の見直し
- 水道光熱費の見直し
- 居住空間の最適化
- 一人で外食する日をできるだけ減らす
- 自炊レパートリーを増やす
- 投資信託の継続
です。STEP4の実行はしているので、見直しは今のやり方を3ヶ月ほど試してから対応していこうと思います。
女性も男性もライフデザインは重要だと考える理由
これまでの経験を踏まえて、私は女性も男性もライフデザインは重要で、真剣に取り組んだ方が良いと考えています。
この主張は以前からも先人が口すっぱく言ってきたことです。しかし、ITの進化で今までの常識や慣習が通用しなくなった今、よりいっそう重要性が増してきたんじゃないかと思うのです。
具体的には以下の通りです。
- 理由1:人生で何が起こるかわからない
- 理由2:人生の目標が明確になる
- 理由3:自己肯定感が高まる
- 理由4:計画的にスキルアップができる
- 理由5:リスクに対応しやすい
理由1:人生で何が起こるかわからない
まず、人生で何が起こるかわからないからです。
ひと昔前…少なくとも親世代までは、学校を卒業したら会社員として人生をまっとうする人が多数派でした。しかし、今はインターネットで情報収集がしやすく、チャレンジをするハードルが低くなり、個人事業主になったり起業したりして独立しやすくなりました。
これまでのやり方や人生に疑問を持ったら、いくらでも軌道修正ができてしまう世界です。状況によっては、今の状況を軌道修正をせざるを得ないケースも出てくるのではないでしょうか。
理由2:人生の目標が明確になる
キャリアデザインをすると、自分が何をしたいのかが明確になります。
たとえば、将来の目標として「独立をしたい」と思っているのなら、その目標に向かってどのようなスキル・経験が必要なのかを考えることができます。目標がはっきりすると、それに向けたステップも具体的に見えるようになるのです。
毎日の生活にメリハリができ、ひとつひとつに意味を持たせながら行動ができるようになります。目標に向けて前進していると実感することで、人生が華やかになっていきます。
理由3:自己肯定感が高まる
目標に向かって努力することで達成できたことが積み重なり、自己肯定感が高くなります。
目標は少しがんばればできる、というものが基本となります。山登りのように一合ずつ自分のペースで歩み続けて目標を達成していきます。
自分が目標のどこの位置にいるのか視覚化されていくので、取り組むうちにその目標に対するモチベーションが高まり、取り組むスピードや完了するペースが速くなります。自分のペースに合う好循環が作れるようになるのです。
理由4:計画的にスキルアップができる
キャリアデザインで自分に必要なスキルや経験を把握することで、計画的にスキルアップができるようになります。
たとえば、将来的にリーダーシップを発揮したいと考えているなら、リーダーシップのトレーニングを受けたり、チームをまとめる経験を積んだりすることが重要です。このように、計画的にスキルアップを図ることで、自分のキャリアに必要な能力を効率的に身につけることができます。
また、どのタイミングでどのスキルを習得するかを計画することで、無駄なくスキルアップを図ることができます。
理由5:リスクに対応しやすい
将来の変化やリスクに備えて、柔軟な計画を立てることもキャリアデザインの一部です。たとえば、現在の仕事が将来なくなるリスクがあると感じた場合、別のスキルを習得しておくことで、他の仕事に転職しやすくなります。
また、キャリアデザインを行うことで、予期せぬ事態にも柔軟に対応できるようになります。これにより、職業生活の中での不安やストレスを減らすことができます。
まとめ:キャリアデザインを通して人生のあり方を見直そう!
この記事では、シングルマザーの私が会社員をやめて経営者になったきっかけを紹介しました。そのきっかけを後押しして、「シングルマザーでもサイドFIREを目指す!」と目標設定ができたのがキャリアデザインです。
最後にキャリアデザインの基本ステップをおさらいしましょう。
- STEP1:自己分析
- STEP2:目標設定
- STEP3:計画作成
- STEP4:実行と見直し
何事もやってみないと自分に合うか合わないかはわかりません。今置かれている状況を大きく変えるから苦しくなります。少しずつ小さな行動を試すことで、マイナーアップデート。まずいなと思ったときはすぐ戻れることも魅力です。
自分時間を作るのもままならないかもしれませんが、だからこそ、現状を変えるために足を止めてみるのもアリではないでしょうか?シングルマザーだから子供のために犠牲にならなくてはいけない、一理あるようでそうでもないのではないかと思うのです。
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ライフデザインは、自分の人生を計画し、目標を設定し、その目標に向かって行動するための方針となるものです。生活、仕事、お金のことを網羅的に考えることができるます。
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